architecturephoto®
credit
Art Direction +System Direction
+Design +Coding +Front-end development +Back-end development: yoshihiro mizuta
Direction: renpei goto (@remgoto)
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ロゴデザインした。何も考えずにHelveticaを選ぶデザイナは好きじゃない。
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膨大な情報は、見せる方法を変えることで、新たな価値を生む。
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写真と権利を重要視するサイト。記事だけではなく、写真1枚ごとにシェアできる機能をつけた。
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携帯端末の見え方は、PCの劣化版ではなく、それぞれの使われ方をイメージして、設計してある。ユーザーの多くを占める建築に携わる方は、PCを所持しており、スマホでざっと見した情報を、後々詳細にPCで閲覧するストーリー。
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はじめてのメディアサイト。アニメーションなどは極力排除して、しかし心地よさは忘れず、閲覧は軽快に。広告の扱い方にも多くの時間を割いた。
description
後藤 連平 (Renpei Goto)さんと二人して、3年間もこのサイトをつくっていた。
なぜか。
サイトに思い入れがありすぎて、愛が必要以上に溢れてしまう、という問題がある。愛が溢れすぎてしまい、筆(?)が進まなくなる。己で課したハードルの高さが、身の丈に合わなくなってしまうのだ。
純然たる仕事として、あーそうですか、はい了解です、と言われたことを言われたとおり実行すれば済む話かもしれない。だが、他人にも、自分にもまったく嘘がつけない。歳を重ねる度に、その正確は強まっている気がする。キーッ。結果、『それは違いますね!なぜなら……』とこちらからおっぱじめてしまう。
連平さんも連平さんで、「わかりますよ。ですけど、ぼくは〜なので、こう思います」を、ばしばしと結構な頻度でぶつけてくる。それに対し、納得して頂きたい気持ちが爆発し、120%で打ち返す。……疲れる。くたびれて、うなだれて、やがて手は止まってしまう。
建築vsウェブ。
クリエイトする、という点は同じだが、制作の過程や成果物の目指す完成度まるで違う。喧嘩ばっかりだ。建築は一度建ててしまえばそれがほぼすべてと言えるので、一手目から最後までベストを継続する。一方ウェブは、地盤も環境も移ろうもので、何がベストなのかは定まらず、我々もわからない。だからとりあえず完成させてみて、周りや結果にあわせて増改築を行えば良い、というスタンスである。
はぁぁあああ。「建築業界では〜」「ウェブ業界だと〜」って話を何度もしたなあ……🤮
もはや、われわれは犬猿の仲じゃないかとさえ思う。結局、ドラゴンボールで喩えようものなら、悟空とベジータが全力でぶつかり合って、戦場は破壊され美しく真っ平らに……と超バトルの結果として生み出されたのが、このサイトである。
あるひとつのボタンのスタイルひとつとっても、見出しの表題やフォントの選択ひとつとっても、肋骨が折れたり、腕がもぎ取れたり、バトルの思い出(痛い)が蘇って、胸がズキズキする。
そんな果てしない過程を経てリリースされたこのサイトである。わたくしのアイデアが詰まりまくっている。新しいこともたくさん覚えた。失敗も山ほどある。でも確実にサイトの価値は高まったと思う。
建築業界のみんなー!たのむ。
嫌わないでくれ。つかってくれ。遊びまくってくれ。
そして、フィードバックをくれたらいくらでも調整するので、文句があるならぜひお問い合わせフォームからご報告を。必ず改善してみせる。